職業病2
豊中の塾マイルストーンズです.
前回の続き.
最近,駐車場を変更しました.
新しい駐車場の敷地内に
看板があります.
本当は写真をとって
アップしたいくらいなんですが.
そういう事を勝手にすると
ややこしそうです.
文で説明します.
看板にはこう書いてあります.
犬のフンをさすな
関西圏にお住まいでない方でも
だいたいおわかりでしょう.
『さす』というのは
使役の『す・さす』が
ベースの(?)関西弁.
意味としては『させる』
『な』は打ち消し.
つまり『さすな』というのは
『させるな』ということです.
前半の『犬のフン』は
・・・犬のフンです.
『ねえ,そのような場所に愛犬をして排便せしむるなかれ君よ』
というのを関西弁で申し上げると
『おえおえおえおえ,そんなとこで犬にフンさすなや~』
ということで,看板の主張する所はそういった内容かと.
ところで私,学習塾で国語も教えている関係上,こういう看板を見ると
悩んでしまいます.
看板の効果はあるらしく,駐車場内にイヌのフンらしきものは見当たらず,大変美麗な環境で駐車できるのはこの『若干のいら立ちを含むプチ威嚇的表現を用いた』看板のおかげであり,その点,深く感謝しているのですが.
『犬のフンをさすな』の『の』を『に』にしたくてしたくて仕方がないのです.
していいなら
看板の『の』の上に『に』と書いた紙を貼りたい.
それがかなわないならば,せめてプランBとして
『さすな』の『さ』の上に『指』と書いた紙を張り付け,『指すな』にしてはいけませんか.これなら読みは同じです.よければフリガナ振りますから.
『犬のフンを指すな』
で、あれば『前提としてそこにイヌのフンがある』しかし何人たりとも,それを指さすことを禁ず.という意味での理解が可能です.
別の折衷案としては若干長文になり,禁止を求める標語としてのインパクトは弱まりますが,省略部分を補う,という体(てい)で『(ワシにお前んとこの)イヌのフン(の掃除)をさすな』という文はいかが?これはプランCです.
プランA~Cのどれかにはなりませんか,いやでも,そこに『前提としてのイヌのフンの存在を認めて』というのは駐車場的にどうなんだ?
・・・Bはダメ.やっぱ『に』にしたい.すごくしたいしたい.
と,お目にかかったことすらない『看板製作者様』に対するプレゼンテーションを車内で延々と考えてしまい,冗談ではなく本当に
ナナメに駐車しそうになったり,駐車後も,しばらく車内から出られなくなったりして
帰宅困難な毎日です.
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