トラブルバスター3
豊中の塾マイルストーンズです.
前回の続き.
トラブルを立て直すことで『化ける』人がいます.
例えば音楽. ジャズ系のライブなどは特にそうですが,最初のセットはダレダレで,『もしかしてやる気ない?』みたいな演奏をしている人が,休憩をはさんで,2部もダレダレの演奏をします.(おい)
アカンわこれ,もう帰ろう,と思って立ち上がりかけた,最後から2曲めあたりで,突然『音楽の神』がとりついたかのような演奏をするミュージシャンが,たまにいます.おいおい今までのアレは何だったのよ,あのグダグダは,という激変ぶり.いやあ,帰らんで良かったあ.
『トラブルをたてなおした』人が『バケる』=『ものすごい勢いでレベルが上がる瞬間です.
その瞬間は,スポーツでも勉強でもオトナの仕事でも見たことがあります.
見ているほうも気持ちが良いですね.
少しでもミスしたらリセットする・ノーミス&コンプリート大好き・条件が少しでも欠けたら大ダメージ・事前にパーフェクトな情報を全部集めて,絶対に近い安全が確認できないと動かない・予定調和の世界の中で,勝てる勝負しかしない…
そういう人に『その瞬間』はやってきません.
例えば仕事なんかで,そういう人と組むのは少し心配になるんですね.
もちろん,事前のシミュレートも準備も安全確認もせずに,ノープランで行き当たりばったりに行動する人は論外です.そういう人は無用なトラブルを引き起こす『トラブルメーカー』になる可能性が高いですから.
しっかり準備,綿密なプランニング,予定を立てることを,私は圧倒的に支持します
その上で
想定外のアクシデントがあった時に,対応できるか.
『絶対,失敗しない人』も魅力的ですが,トラブルが起こっても立て直して『結果的に何とかしちゃう人』と組むとさらに安心です.
想定外のことは,起こりますから.Accidents will happen..
小~大学生の皆さんは,まず,『つまらないミスをしない正確な処理能力』を身につけましょう.それがあれば,プランニングができるようになります.そして正確な処理能力が身につけば『異常』を素早く発見し,修正ができるようになります.この安心感は大きい.(これについては次回)
大事なテスト中にミスをしても『あわてない』.準備にかけた時間と労力に合わない点数しか取れなくても『動揺しない・ブレないメンタル』を作りあげましょう(大丈夫,できます)
静かに自分の問題点を拾い出して,『立て直して』みましょう. 自分のトラブルを自分で発見し,自力で解決できるようになれば そのうち『困っている誰か』を助けられるようになるかもしれませんよ
では次回はもう少し具体的に.立て直しに必要な『センサー』のお話を.
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