進学実績の話②
豊中市の塾マイルストーンズです.
前回の続き.
塾の評価基準のひとつである
『進学実績』.
進学実績をアピールして,生徒を集めようとするタイプの塾もあります.(集団塾に多いです)
『あの塾は北野・茨木合格者が多い』『あの予備校は慶応医学部・東大・京大合格者が多い』といった情報に詳しい方もいます.
『東大・京大進学率の高い高校ランキング』みたいな特集を毎年行う雑誌があったような気も.
そういう情報を求める人が多いからなんでしょうが
その高校や塾や予備校の『すごい』合格実績
それはすべて
『他人の話』
です.
『あなたの未来の確実に約束された合格保証』
ではありません.
だから、そういう情報って、それほど重要じゃないかもよ、と生徒に話しています.
そういえば数年前に、難関中学から難関大学に子供を何人か入れたスーパーお母さんの本がありました.
身近なところでは,ご近所のどなたのお子様が,どこの塾に行ってどこに進学した,とか. 同級生のナントカさんが,どこの塾に行って,超難関進学校に合格した,とか. 自分の学校のクラブが全国大会で優勝していて,自分は補欠だけど知り合いがすごくて,とか. そういう話、入ってきますよね.
良いと思います.
うわさ話の中でも『ポジティブ』な内容ですから.
ちなみに私は
『直接知らない人が,どれだけすごいか』
というお話には,それほど,というか、ほとんど興味がありません.
話のテーマに『すごい』という修飾語がつくと、興味が薄れます.
指導する予定もない『生徒の兄弟・姉妹やお父様・お母様の学歴』にもあまり興味がありません.
以前、懇談や入塾面談でそういう話を延々となさる方がおられました.『この子の父は〇〇大で…』とか『私は院卒で…』とか『姉が留学を・・・』とかですね.
私も微笑みながら『それは素晴らしい,ご立派ですね』程度のリアクションはいたしました.
どーでもええなあ
と思っていましたごめんなさい.
それよりも 今,担当している
『私の生徒』
が,どういう状態で,これから何をしようしているのか.どのように勉強して,どこへ進学したいのか,というお話には
職業的な興味
(卒業生の場合は個人的な興味)が
すご~く
あります.
と,いうわけで マイルストーンズは,在籍生の進学実績に有名進学校が入っていても,それを強くアピールする事にあまり興味がありません.
全くアピールしないのも塾として不自然なので、一応、掲載しています.
その進学先に適した成績をとる生徒にふさわしい学校へ進んでもらいたい,と考えています.
合格したのは生徒
だから
偉かったのは生徒
です.
塾はサポートした『だけ』
言い換えると
生徒の合格をド派手に塾のアピールポイントにするのは違う気がするので,ウチは最小限にしておきます.(全然しないのも変みたいだし)
と、いうことです.
前回の記事に出ていた進学実績に見合った指導力はあるんだな,という軽いご確認.
進学実績をご参考になさるのは,その程度でもいいんじゃないでしょうか,というお話でした.
読み返してみると…うわぁ…
めんどくさいお話でしたね.
次回は力を抜いて楽しんでもらえるお話をします.
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